勾留中の女性にわいせつな行為をしたとして特別公務員暴行陵虐罪に問われた元岐阜県警大垣署留置管理課巡査長の杉山泰弘被告(32)(懲戒免職)の初公判が15日、岐阜地裁(出口博章裁判官)であり、杉山被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。検察側は懲役4年を求刑し、即日結審した。判決は5月9日。
起訴状などでは、杉山被告は昨年12月23日~今年1月4日、同署留置施設の居室内で、勾留中の30歳代女性に4回、わいせつな行為をしたとしている。
検察側は冒頭陳述で、杉山被告は女性と会話する中で好意を抱き、一方的に性的関係を求めたと主張。証拠調べでは、署の内部規定で2本と定められた留置施設の鍵がもう1本存在していたと指摘した。被告人質問で杉山被告は、この鍵をわいせつ行為の際に使ったとし、「自由に使える状態だった」と述べた。
続く論告で検察側が、「あってはならない破廉恥の極み。実刑が相当」と主張したのに対し、弁護側は「警察の体制に不備があったことも考慮されるべきだ」などとして執行猶予付きの判決を求めた。