20日午前7時半ごろ、大阪市天王寺区悲田院町のJR天王寺駅で、ホームから会社員の男性(63)が線路上に転落した。男性は間もなく救出され、両脚を打撲して軽傷。電車との接触はなかった。男性はこの直前、トラブルになった別の利用客に突き飛ばされたとされ、大阪府警天王寺署はこの客を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。
天王寺署によると、逮捕されたのは会社員の大西康介容疑者(50)=奈良市。男性の胸を突いたとされ、「肩がぶつかったことでカッとなった」と供述しているという。出勤途中の天王寺署員が目撃しており、この警察官や周囲の客らが男性を線路上から引き上げた。
JR西日本などによると、現場は大阪環状線や関西線で使われる17番線ホーム。向かいの16番線ホームで停車中の電車の車掌が転落に気づき、緊急時に使う防護無線を作動させて周囲の電車の運行を止めた。当時は朝の通勤・通学の時間帯で、転落から約3分後には17番線に電車が入るダイヤになっていた。転落防止用のホームドアはないという。【金子昇太、戸田紗友莉】