中国の公安警察を名乗って日本在住の中国人女性から現金をだまし取ったなどとして、警視庁池袋署は22日、埼玉県草加市谷塚町、会社員、林建平容疑者(28)=中国籍=を詐欺などの疑いで逮捕したと発表した。林容疑者は詐取金を引き出す「出し子」とみられるが、「電話はかけていない。どういったものか知らなかった」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は何者かと共謀して2021年12月2~3日、埼玉県に住む当時50代の女性に電話をかけ、中国語で「国際マネーロンダリング事件の容疑がかかっている。あなたが犯罪をしていないことを証明するために指定する口座に全財産を振り込んでください」などとうそを言い、約138万円をだまし取ったなどとしている。
池袋署によると、電話の後、中国の警察手帳のようなものを写した画像が女性の携帯電話に送られてきたという。21年12月に林容疑者を署員が職務質問した際、他人名義のキャッシュカード約30枚を持っていたことから捜査していた。林容疑者は「これまでに約200回、計1億円の現金を払い出した」と供述しているという。【林田奈々】