政府がロシアによる侵攻が続くウクライナに対し、パックご飯や魚の缶詰などの食料支援を行う方向で検討していることが26日、分かった。支援物資として日本政府が食料品を直接送るのは初めてとなる。来月にも多くの避難民がいる隣国ポーランドにチャーター機で輸送した上で、ウクライナ国内に配布する方向で調整を急ぐ。
政府関係者によると、パックご飯3万5千個前後や魚の缶詰約3万缶、缶詰パンなど計15トン程度の計画で、政府が国内企業から買い上げる。
3月にウクライナのコルスンスキー駐日大使が金子原二郎農相と会談した際に、食料支援を要請。農林水産省などが内容を検討していた。