奈良市に避難してきたウクライナ人の研修医の女性が会見を行い、現地の惨状を語りました。 4月26日に奈良市役所で会見を行ったのは、ウクライナ北部チェルニヒウから避難してきたセルゲエワ・マリアさん(26)です。セルゲエワさんは病院で研修医をしていましたが、ロシアの侵攻後、医師として働く両親を残して一時ポーランドに避難。奈良市に住む姉のダリーナさんを頼って4月2日に避難してきました。 (セルゲエワ・マリアさん) 「病院は非常に安全な所だと思っていたが、3月に母と働く病院にミサイルが落ちた。みんな怖くなって医師も避難を決めた。母も『避難した方がいい』と言った」 セルゲエワさんは奈良市から資金援助などを受けながら生活の再建を図る予定です。