内縁の夫を殺害したとして殺人罪に問われた青森県十和田市東二十四番町、エステサロン経営三浦咲子被告(28)の裁判員裁判の初公判が23日、青森地裁(寺尾亮裁判長)であり、三浦被告は「殺そうと思ったことは一度もない」と無罪を主張し、弁護側は正当防衛を訴えた。また、裁判員1人が公判中に体調不良を訴えて解任された。補充裁判員はおらず、解任された裁判員の代わりを充てることができないため、地裁は残りの公判日程を取り消した上で、後日改めて裁判員を選ぶ。
起訴状によると、三浦被告は昨年3月29日夜、自宅で内縁の夫の会社員和田恭平さん(当時30歳)の首をパン切り包丁で突き刺し、殺害したとされる。
検察側は冒頭陳述で「三浦被告は酒を飲んで和田さんと口論になった際、思い通りにならないことに激高して殺害した」と説明。弁護側は「和田さんから暴力を受け、威嚇のため包丁を持ったところ、もみ合いになり刺さった」と主張した。
初公判では三浦被告が事件当時にスマートフォンで撮影した動画が公開された。殺害の様子は映っていなかったが、裁判員1人が体調不良を訴えて休廷となり、地裁は解任を決定。地裁は裁判員6人と補充裁判員2人を選任していたが、裁判員2人が辞めて補充されたため、初公判時には補充裁判員がいない状態だった。