虚偽の決算報告書でみなと銀行(神戸市中央区)から約1億2000万円の融資をだまし取ったとして、兵庫県警は23日までに、元同行員の小谷康平容疑者(31)=神戸市北区鹿の子台北町4=ら3人を詐欺の疑いで逮捕した。県警は3人の認否を明らかにしていない。
他に逮捕されたのは、会社員の中條貴仁(44)=大阪市都島区都島北通2=と、無職の黒木一徹(31)=同県尼崎市富松町1=の両容疑者。
逮捕容疑は、3人が共謀して2021年2~9月、実態のない清掃会社の決算報告書を偽造して同行伊丹支店の担当者に提出し、4回にわたり計約1億2000万円の融資を受けたとしている。
小谷容疑者は当時、支店法人業務部に所属。内部監査で問題が発覚し、同行は22年2月に告訴していた。
同行は「信用第一の金融機関でこのような事態が発生したことは誠に遺憾。多大な迷惑と心配をかけ、心よりおわびする」とコメントした。【大野航太郎】