マッチングアプリで誘い出した女性らに競馬予想ソフトを販売し、税務申告せずに所得税約4100万円を脱税したとして、東京国税局が競馬ソフト販売業の男性(35)(東京都目黒区)を所得税法違反の疑いで東京地検に告発していたことがわかった。
関係者によると、男性は2018年までの3年間に、20~30歳代の女性ら約1200人に競馬予想ソフト(約80万円)を販売。計約10億円を売り上げたが、計約1億2500万円の所得を申告せず、約4100万円を脱税した疑い。
実際に勧誘や販売を行っていたのは従業員約20人で、マッチングアプリを通じて女性らを誘い出し、居酒屋やカフェなどで何度か飲食して親しくなった後にソフトの購入を持ちかけていたという。
隠した所得は男性の知人への貸付金のほか、高級時計やブランド品の購入費に充てられていた。
読売新聞は男性に文書で取材を申し込んだが、回答は得られなかった。