今夏の参院選に日本維新の会から出馬する猪瀬直樹氏 「石原さんの遺志を継ぎ、最後のご奉公、持てる力を発揮したい」

作家で元東京都知事の猪瀬直樹氏が26日、今夏の参院選に日本維新の会から出馬することを正式に表明し、国会内で記者会見を行った。
グレーのスーツ姿に黒マスクで登場した猪瀬氏は「猪瀬直樹です。今回、日本維新の会で全国比例から立候補することにしました」と真剣な表情で述べた。続けて「自分の軽率な行動で都民の皆様を裏切ってしまった」と都知事就任直前に、医療法人から5000万円の借り入れを受け、公職選挙法違反で略式起訴されたことを真っ先にわびた。
その後、作家活動に専念していたという猪瀬氏は、妻で女優・画家の蜷川有紀とともに石原慎太郎さんの自宅を訪問したことがあるといい「石原さんに『日本を頼む』と3回言われた。遺志を継ぎ、最後のご奉公、持てる力を発揮したい」と出馬のきっかけになったことを明かした。
馬場伸幸共同代表は「いろんな改革に取り組んでこられた方。我が党は再チャレンジを認めていく政党です。十分な経験を持つ猪瀬さんにお願いしたい」と期待した。
猪瀬氏は作家として名を上げ、01年には道路公団民営化推進の立役者となった。07年からは、当時の石原慎太郎都知事の要請を受け、副都知事に就任。石原氏が国政に復帰した際は、事実上の後継指名を受けて都知事選に当選し、東京五輪・パラリンピックの招致に成功するなど実績を残した。
日本維新の会は著名人を中心に擁立を進め、比例で元プロ野球選手の青島健太氏、歌手で俳優の中条きよし、元マラソン選手で元熊本県議の松野明美氏を参院選の候補者として公認する方針を決定している。