佐賀・大町町 油被害の水稲刈り取り「手塩にかけたが出荷できず残念」

鉄工所から油が流出した佐賀県大町町では、油が付着した同町福母(ふくも)地区の水稲を刈り取る作業を県などが始めた。約2週間で刈り取りを終え、10月以降に田畑の土壌分析や油成分の除去など対策を進める。
JAさがによると、同町の油被害は13日現在で水稲26.2ヘクタール▽大豆15.4ヘクタール▽キュウリ0.2ヘクタール。刈り取られた水稲は廃棄処分されるが、搬出先は決まっていないという。県は刈り取り後、田畑ごとに土壌分析のためのサンプリング調査を実施し、土の入れ替えなど対応を検討する。
この日はJAさがの職員5人が大型機械を使って水稲を刈り取っていった。JAさが杵藤地区エリアの柏木数裕・営農部長は「農家からは、『手塩にかけて育てた稲が出荷できず刈り取りとなったのは非常に残念』と聞いている。営農再開に向け、県と連携し被害農家の力になりたい」と語った。【竹林静】