陸自が富士総合火力演習 中国意識、離島防衛能力をアピール

陸上自衛隊は28日、静岡県の東富士演習場で、国内最大の実弾訓練「富士総合火力演習」を実施した。島しょ部に上陸しようとする敵を迎え撃ち、侵攻を阻止する局面を想定。東シナ海で海洋進出を強める中国の存在などを意識し、離島防衛の能力をアピールした。
演習には隊員約3300人が参加し、戦車・装甲車約40両、火砲約50門を用いて富士山の裾野に向け、射撃を繰り返した。千葉の木更津駐屯地に暫定配備中の垂直離着陸機オスプレイが初めて参加し、離島防衛にあたる水陸機動団員を乗せて演習場内に着陸した。
新型コロナウイルス対策のため、3年連続で一般見学はなく、動画投稿サイト「ユーチューブ」の同時配信で公開した。予算は弾薬約10億6000万円と諸経費約1億円。岸信夫防衛相が会場で視察した。【内橋寿明】