北朝鮮による拉致被害者の救出を求める「国民大集会」が29日、東京都千代田区で開かれ、被害者家族や支援者ら約800人が参加した。岸田首相は「トップ同士の関係を構築することが極めて重要だ」と述べ、
金正恩
(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記との対話に改めて意欲を示した。
首相は、2002年に拉致被害者5人が帰国して以降、救出が実現していない現状に触れ、「いまだに多くの被害者が北朝鮮に取り残されているのは本当に申し訳ない。金正恩氏と条件を付けずに直接向き合う決意だ」と強調した。
家族会代表で横田めぐみさん(拉致当時13歳)の弟・拓也さん(53)は「拉致事件を解決するのは日本の責任だ。私たちは絶対に諦めない」と訴え、めぐみさんの母・早紀江さん(86)も「子どもたちは親や兄弟を思いながら一生懸命に耐えている。日本がしっかりしなければならない」と語った。