京都府の南丹市議会の共産党市議団は30日、同市がウクライナ問題で「陰謀論」との指摘もある言説を展開する元外交官馬渕睦夫さんを「文化観光大使」に任命したことについて、早急に委嘱を解くよう市に申し入れた。「侵攻したロシアを擁護するかのような馬渕さんの言動は、観光大使の適格性を欠く」としている。
市はまちの魅力をPRしてもらおうと4月、市出身の馬渕さんを観光大使に委嘱した。馬渕さんは闇の勢力・ディープステート(DS)が世界を支配しているとの持論を持ち、ロシアによるウクライナ侵攻にもDSが関与しているとする。
申し入れでは馬渕さんの主張を「市民や世界の平和の願いに挑戦する暴論」と批判。小林毅市議は市に「観光大使就任に厳しい声が広がっている。的確な対応を願う」とした。
市によると、任命が報道された19日以降、メールや電話で約160件の意見が寄せられており、「適任でない」といった批判があるという。西村良平市長は26日の定例会見で「(委嘱について)どうするかはじっくり考える」と述べた。