「応援合戦」最中、次々不調に 大阪女学院の熱中症搬送31人、生徒1人重症

2日午後3時15分ごろ、大阪市中央区玉造の大阪女学院中学校・高校で、教員から「体育大会中に15人が熱中症になった」と119番があった。大阪市消防局や同校によると、生徒30人と保護者1人の計31人が病院に搬送され、うち中学3年の女子生徒1人が重症だったが、命に別条はない。
同校によると、同日午前8時半から中学校と高校で合同の体育大会を屋外で開催し、生徒約1300人が参加。午後から実施した「応援合戦」の最中に体調不良を訴える生徒が相次ぎ、午後2時半ごろ競技を中断したという。
応援合戦はマスクを外して行われたが、演出として長袖のジャージーを着ている生徒もいた。同校の丹羽朗(にわ・あきら)校長は「熱中症対策の周知徹底ができていない面があった。問題点を今後調査したい」と話した。
この日の大阪市は午後1時55分ごろ、最高気温の29・2度を記録した。