愛知暴走3人殺傷、懲役20年 判決「極めて危険で悪質」

愛知県豊橋市で2020年、交通誘導をしていた警備員らに乗用車で突っ込み、3人を殺傷したとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた無職青野圭被告(28)=静岡県掛川市=の裁判員裁判で、名古屋地裁岡崎支部は3日、「不特定多数の無関係な人に危害が及ぶ恐れが高い極めて危険で悪質な行為だ」として、懲役20年(求刑懲役30年)の判決を言い渡した。
判決によると、20年7月、片側2車線の県道で、時速約130キロまで車を加速させ、中央分離帯の除草作業のため車を誘導していた警備員夏目喜生さん=当時(46)=らに突っ込んで夏目さんを殺害、除草中の男性2人に重傷を負わせた。