教職員が授業ストの和歌山南陵高校、遅配の5月分給料支払う

私立和歌山南陵高(和歌山県日高川町)で、給与の未払いなどを理由に教職員が授業をボイコットする「ストライキ」が起きた問題で、和歌山県は8日、運営する学校法人「南陵学園」(静岡県)から、5月分の給与を支払ったとの連絡が寄せられたことを明らかにした。教職員の一人も、毎日新聞の取材に対して「振り込まれているのを確認した」としている。
給与を巡っては、4月分に続き、5月31日までに支払うはずだった5月分も遅配。県は1日、法人に対して早急に経営状況を改善するよう文書で指導していた。法人側は1日、教職員に謝罪の文書を配布し、「事業承継先を変更し、その寄付を受けて6月10日までに支払う」と約束していた。【加藤敦久】