私立和歌山南陵高校(和歌山県日高川町)の硬式野球部の主将だった男子生徒(17)が、高校を運営する学校法人南陵学園(静岡県菊川市)の小野和利理事長から暴言を吐かれるなどして精神的な苦痛を受けたとして、法人と小野理事長を相手取り、慰謝料など約570万円の損害賠償を求める訴訟を近く、大阪地裁堺支部に起こす。代理人弁護士への取材で分かった。
訴状によると、生徒は野球部主将だった昨年9月、部内で起きた問題を巡り、「総監督」として部を指導していた小野理事長に「お前が主将だからこんな問題が起こるんだ」「頭悪いからテストの点数も悪いんだろ」などと約40分間暴言を吐かれた。その後、主将を外され、食欲不振や不眠に陥り、適応障害と診断されるなど、精神的苦痛を受けたとしている。
生徒は別の高校に転校した。母親(55)は「大好きだった野球もできなくなって心に深い傷を負った。非を認めて謝罪してほしい」と話した。
南陵学園の代理人弁護士は「訴状が届いておらず、事実確認ができないため、コメントできない」、県高校野球連盟は「その件についてはコメントを差し控える」としている。