愛知県知立市の道路脇の側溝で同県岡崎市の無職、三浦正裕さん(29)の遺体が見つかった事件で、現場に残された三浦さんの車からドライブレコーダーが持ち去られていたことが10日、捜査関係者への取材で判明した。県警安城署捜査本部は強盗殺人容疑で逮捕した有馬滉希(ひろき)容疑者(26)=知立市牛田町=が証拠隠滅を図ったとみて捜査している。
捜査関係者によると、三浦さん名義の白色乗用車は左前輪が脱輪した状態で見つかった。前方と後方を撮影するドライブレコーダーが設置されていたが、もぎ取られていた。有馬容疑者が凶器の刃物や車の鍵などとともに、持ち去った疑いがあるという。車のドアはすべて施錠され、車内には血痕が残っていた。
2人は知人同士で、有馬容疑者は三浦さんに対し債務を抱えていたという。
捜査本部は10日、有馬容疑者を名古屋地検岡崎支部に送検した。送検容疑は5月10日夜~11日朝、同市八橋町の路上に駐車した車の中かその付近で三浦さんを刃物で複数回刺すなどして殺害し、現金約14万2000円を奪うなどしたとしている。【森田采花】