税滞納に着目し9割超回収 誤給付の山口・阿武町

山口県阿武町の誤給付金4630万円の一部を使用したとして、電子計算機使用詐欺容疑で住民の無職田口翔容疑者(24)が逮捕された事件で、町は11日までに、9割超の約4290万円を回収した。町の代理人弁護士が目を付けたのは、容疑者の税金の滞納。法律を駆使した回収劇を「町の行政部門ができる法的手続きで、なんとかたどり着いた」と振り返る。
代理人によると、容疑者の口座がある銀行から出金先の銀行の情報を入手し、2銀行の口座に送金されたことを確認。容疑者が税金を滞納していたことから、国税徴収法と地方税法に基づき、口座を容疑者自身のものとみなして同26日に差し押さえた。