厚生労働省がまとめた2021年の人口動態統計(概数)で、人口10万人に対する自殺者の割合「自殺率」は、青森県が23・4と、初めて全国ワーストだったことがわかった。県は「コロナ禍の生活不安や孤独感が影響した可能性がある」とみて、対策を急いでいる。
統計によると、21年の県内の自殺者数は284人。これは20年(238人)より19・3%増えている。
過去最多は03年の576人だが、自殺率は全国ワーストではなかった。自殺者数は03年以降、減少傾向をたどり、19年には209人と最少を記録。ところが新型コロナウイルスの感染拡大と軌を一にするように、20年に増加に転じ、2年連続で増えている。
自殺者の増加を受け、県は若者向けのSNSを活用した相談事業や、生活困窮者向けの法律相談に取り組んでいる。県健康福祉部の永田翔部長は「自殺者の増加を重く受け止めている。減少に向け、市町村や関係団体と連携した取り組みを加速させていきたい」としている。
相談は、よりそいホットライン(0120・279・338)や、こころの健康相談統一ダイヤル(0570・064・556)へ。