市職員の不祥事続き「緊急事態」宣言 佐賀・唐津 不法投棄など7件

佐賀県唐津市の峰達郎市長は24日の定例記者会見で、不祥事が相次いでいるとして職員に対して「緊急事態」を宣言し、綱紀粛正の徹底に取り組むことを明らかにした。新しい市役所本庁舎での業務が7月19日に始まるのを機に、再発を防止し、信頼回復に努める体制を整えるという。
市は23日、税務課の男性係長(51)が4月2日に七山地区の山林に職場から運び出した段ボール2箱分の私物を捨てていたと発表した。地区の清掃活動中に職場への配布物を見つけた住民から通報を受けて本人に確認したところ、廃棄物処理法に抵触する不法投棄と認め「少ないので人目につかない山中に投棄すればいいと思った」と釈明したという。
市が今年公表した職員の不祥事は7件に達した。2月には今回と同じく、自家用車のタイヤなどを不法投棄した男性を停職処分にしており、これまでの再発防止の取り組みが機能していなかったことになる。
峰市長は会見で「毎回毎回、法令順守、綱紀粛正を求めてきたが、何にもなっていなかった」と陳謝した上で「市の職務に携わる者はまず、自分の行動を律する必要があると認識しなければならない」と指摘。その機会として年2回の人事評価の面談でチェックシートなどを活用して、公正・公平に業務に当たるコンプライアンスの自己点検▽管理職による自己点検の確認と不足点への指導▽人事課による自己点検結果と指導状況の把握――を柱とする再発防止体制を整える方針を説明した。【峰下喜之】