山口県阿武町が誤給付した新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金をオンライン決済代行業者の口座に振り替えたとして、阿武町の無職、田口翔容疑者(24)が電子計算機使用詐欺容疑で再逮捕された事件で、山口地裁は4日、弁護側の準抗告を認め、再逮捕容疑での田口容疑者の勾留を取り消した。弁護人が取材に対し、明らかにした。田口容疑者は同罪で2回起訴されており、起訴後勾留は続く。弁護側は今後、保釈を請求する方針。
弁護側は「証拠隠滅や逃亡の恐れはない」として勾留の取り消しを求めていた。田口容疑者は自分名義の銀行口座に入金された4630万円が町のミスで誤給付されたと知りながら、決済代行業者の口座に計約3592万円を振り替え、財産上、不法の利益を得たとして、6月29日に再逮捕されていた。逮捕は3回目だった。【福原英信】