九州豪雨は4日、発生から2年となった。死者・行方不明者81人のうち、69人が集中した熊本県の被災地では、台風4号の影響で時折強い雨が降る中、各地で遺族らが犠牲者へ祈りをささげた。
球磨川が氾濫し、14人が犠牲となった熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」の跡地では、叔母・寺床美与子さん(当時88歳)を亡くした犬童しず子さん(66)(熊本県人吉市)が手を合わせた。
千寿園は昨年10月に解体され、更地となった。今年は献花台も設置されず、犬童さんは地面に花を手向け、「献花台がないのが一番つらい。叔母には寂しいね、と語りかけた。また会いたい」と話した。
熊本県では氾濫した球磨川の支流で流水型ダムの建設計画策定が進む。住宅の再建も始まっているが、まだ2618人が仮住まいを続けている。