あの日を忘れない 倉敷・真備で追悼「祈りの灯」 西日本豪雨4年

災害関連死を含めて300人超が死亡し、平成最悪の水害となった西日本豪雨は、6日で発生から4年。広島、岡山両県の被災地では追悼行事が営まれた。
75人が亡くなった岡山県倉敷市では、同市真備支所で約200個のろうそくに火をともして犠牲者を弔う「祈りの灯」が開かれた。
地元のまちづくり推進協議会が主催。地域の子どもらが花や動物をあしらったろうそくを並べて「祈」という文字を作り、参加者は揺らめく炎を見つめながら手を合わせて犠牲者をしのんだ。家が浸水し屋根に上って助かった真備中3年、妹尾和毅さん(14)は「思い出すと今でも怖いが、災害が起きたことを忘れてほしくなくて参加した。どうか安らかに眠ってほしい」と話した。
砂防ダムが決壊し、土石流に襲われた広島県坂町小屋浦地区では、町自然災害伝承公園で住民らが約200個の灯籠(とうろう)を並べ、「7・6」の文字を浮かび上がらせた。被災して避難所暮らしを経験した高校2年、藤原未咲(みさ)さん(16)は「日ごろから何かあった時のために防災対策をしっかりするようになった。災害を知らない同級生に自分の体験を伝えたりして、豪雨があったことを忘れないようにしたい」と話した。【中川祐一、根本佳奈】