気象庁は8日、全国各地で気温や降水量などを自動観測している地域気象観測システム(アメダス)について、KDDIの通信障害により収集できなかった観測データの一部が消失したと発表した。送信できないデータ量が装置の記憶容量を上回ったため。
アメダスは全国に1284カ所あり、898カ所でKDDIの通信回線を利用。観測データが収集できなかった時間帯がある所は計802カ所に上り、同庁は観測所名を公表した。
影響のピークは通信障害発生初日の2日で、約550カ所で同時に観測データを収集できなくなった。復旧後、同庁はデータを収集、確認してから順次公開しているが、完了まで2週間程度かかる見込み。
[時事通信社]