日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は10日、大阪市内で記者会見し代表を辞任する意向を示した。「引退を決めている人間がいつまでも党のトップにいるというのもおかしいので、次の代表に引き継ぎたい」と述べた。役員会で了承されれば、次期代表選が実施される見込み。
副代表の吉村洋文大阪府知事は次期代表選に関し「知事の仕事、大阪維新の会の代表の仕事に専念したい」と述べ、立候補しないと言及した。
松井氏は「大阪都構想」が住民投票で再否決されたことを受け、23年4月の市長任期満了をもって政界を引退すると表明していた。今回の参院選を「最後の選挙」とも位置付けていた。