宮内庁の池田憲治次長は11日の定例記者会見で、安倍晋三元首相(67)が奈良市での参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した事件を受けて、「天皇、皇后両陛下は突然の訃報に接し、大変残念に思い、心を痛め、ご遺族の皆さまの悲しみを案じておられるのではないかと拝察する」と述べた。
また、宮内庁としての受け止めを問われたのに対し、安倍氏が首相時代に行われた一連の代替わり関連行事を振り返り、「皇位継承がつつがなく行われるよう、一連の儀式、行事の円滑な実施にご尽力をいただいた。感謝を申し上げ、ご冥福をお祈りしたい」と語った。