無党派票 自民トップ…比例選 維新が立民上回る

出口調査で支持政党がない無党派層に比例選の投票先をたずねたところ、自民党が22%でトップだった。日本維新の会が17%で、16%の立憲民主党をわずかに上回った。自民が無党派層からも多くの支持を集めたことがうかがえる。
「ふだん支持している政党」(支持政党)を聞いた質問の回答では、自民が37%、立民が9%、維新が9%、公明党が5%、共産党が4%、国民民主党が2%だった。無党派層は18%で、2019年参院選(18%)や21年衆院選(19%)とほぼ同水準だった。
無党派層の比例選の投票先では、自民が21年衆院選から1ポイント増やし、公明は1ポイント減らして5%だった。維新は21年から2ポイント落としたが立民を上回った。野党共闘から距離を置く姿勢が支持を集めた可能性がある。
無党派層の投票先で見ると、立民と共産は伸び悩んだ。21年と比べて立民は8ポイント減らし、共産は7%で横ばいだった。国民は21年から1ポイント増やして10%。れいわ新選組は7%だった。
今回初めて候補者を擁立した諸派の参政党は、公明や社民(3%)を上回る7%だった。無党派層からの支持が、比例選での議席獲得の要因の一つとみられる。