36人が犠牲となった2019年の京都アニメーション放火殺人事件で起訴された青葉真司被告(44)の公判日程が決まらない。いまだに具体的な調整も始まらず、裁判関係者からは「初公判は早くても来年」との見方が出ている。事件から18日で3年。長期化は必至で、関係者の記憶が薄れることを懸念する声もある。
「これだけの事件なら普通は半年以上前にだいたい期日は分かってくるはずだ。期日の調整は進んでいない」。ある関係者は最近、こう明らかにした。京都司法記者クラブは弁護側に見通しを尋ねたが「取材は一切お断り」と回答。
公判では刑事責任能力が最大の争点になるとみられる。