【皇室のトリビア】#75
「このところ、佳子さまはずいぶん変わりました。姉の眞子さまの結婚が迷走している頃は、佳子さまも眞子さまのように皇室の外に飛び出すのかと思いましたが、今はそんな雰囲気はないようです。これまでご公務も消極的だといわれてきましたが、最近は頻繁にご公務に出られています。もう27歳ですから、ご心境に変化があったのでしょうか」
皇室の関係者はこんなことを言った。確かにこれまでの佳子さまは公務もそれほど熱心ではなく、どちらかといえば受け身だったような印象がある。それも「安定感があるといわれた眞子さんの公務に対して、佳子さまは可愛さで売ってるような評価だったんです。ところが最近は皇族ならではのオーラを感じる」(皇室ジャーナリスト)と言われる。
愛子さまがコロナに対して慎重になっているうえ、まだ学生で自由に動きがとれないこともあって、佳子さまに期待が集まっているのだそうだ。
最近も、横浜で開かれた「日本乳癌学会 創立30周年記念式典」に出席されたが、皇族はこの学会に出席されるのは初めてだという。佳子さまが自ら選んだのかは不明だが、新たな公務を開拓しようとしているのではといわれている。これまで、佳子さまの皇族としての活動には、これといって注目されることはなく、全日本ろうあ連盟で非常勤嘱託職員として働いているといっても、週3回のリモートによる事務というパッとしない内容だ。佳子さまも30歳に近づいて、ライフワークを模索し始めたとしても不思議ではない。
ただこの急激な変化は、やはり気になる。では何が考えられるのだろうか。
前出の関係者は「考えられる理由とすれば2つあります。1つは、眞子さまのことを見て皇室にいた方が安全と考えた。もう1つはご結婚が近いのかも」と言ったが、果たしてその可能性はあるのだろうか。
■結婚が近いということか
最近の眞子さんの報道を見て、佳子さまはどう思っているのだろうか。写真などを見る限り、新婚ホヤホヤだというのに眞子さんは精彩を欠いているようだ。小室圭さんが2回続けて弁護士試験に落ちたせいもあるが、かつての輝きはすっかりなくなってしまい、ごく普通のお嬢さんという印象である。
「こんなはずではなかった、と思っているかもしれません。朝見の儀も行わずに出ていった眞子さんは、陛下に背いて出ていったようなものです。その影響はだんだん出てくると思います。もしも小室さんが3回目も落ちたら、かなり厳しくなりますね。その一方で、皇室は皇族の数が少なくなって、佳子さまは貴重な戦力になっています。陛下も秋篠宮さまも、できることなら外に出ていってほしくないはずです。だから当分は皇室にいて公務に専念するつもりでしょう」(皇室ジャーナリスト)
佳子さまは「人にどう見られているかを猛烈に意識する女性」だという。例えば眞子さんとの別れ際に、佳子さまが抱き合って別れた場面が印象的だったが、「家の中で抱き合えばいいのに、わざわざ外に出て抱き合ったのもそう」だという。考えてみれば昭和天皇といい上皇といい、歴代の天皇は自らの存在をいかに見せるかに力を注いできたのだから、そういう意味では佳子さまに天性の才があるのかもしれない。
ただ残念なのは、両親である秋篠宮ご夫妻と今も和解していないのか、相変わらず別行動を取っていることだ。しかし、これも親からの独立と考えれば不自然でもなんでもないだろう。ではもう一つの理由である結婚の可能性はあるのだろうか。 (つづく)