送迎バス5歳熱中症死 「1年たっても、まだ悲しい」近隣住民も献花

福岡県中間市の双葉保育園で、送迎バス内に園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5歳)が取り残され熱中症で死亡した事件から29日で1年を迎えた。現場となった園駐車場に設けられた献花台の前では同園関係者らが手を合わせ、近くの住民も献花して冬生ちゃんの冥福を祈った。
事件当日と同様、気温が30度を超える中、午前10時ごろから双葉保育園の園長と職員、園児計約60人が、冬生ちゃんの遺影が置かれた献花台前で黙とうをささげた。
現場近くに住む中間市の川東幸(さち)さん(89)は「車内の点検をしてほしかった。今日も暑いが、(事件当時の車内は)暑いどころではなく本当にかわいそう。安らかに眠ってほしい」と花を手向けた。献花台にジュースを供えた同市の池上裕美さん(44)は「1年がたっても、まだ悲しい。あってはいけないことだ」と話した。【成松秋穂】