TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)は31日、、旧統一教会の世界平和統一家庭連合と政治家との関係について特集した。
その中で自民党の山本朋広元防衛副大臣が2017年5月に旧統一教会が主催したイベントに出席、2018年に二之湯智国家公安委員長が旧統一教会の関連団体のイベントで実行委員長に就任、今月26日に岸信夫防衛大臣が教団に所属する人物から選挙支援を受けたことがあると明かしたことを報じた。
コメンテーターでBS―TBS「報道1930」のキャスターを務める松原耕二氏は旧統一教会と政治家の関係に「よくわからないのが旧統一教会の創設者の文鮮明氏の言葉などをみると、教えの根本にあるのは、日本は韓国を植民地支配したんだ、と。その罪を犯したから日本からお金を取るのは当然なんだ、と。それも、しかも物言いがある種、品のない言い方で日本を侮辱したような言い方をしているんです。それなのになぜ、これは日本の保守の層が最も反発しそうなことなのに、なぜ保守政治家たちがこうした協力関係を平気で築いているのか。これ私、よくわからないんです」と指摘した。
さらに「ただ共通するのは家父長制的なるある種、伝統的な家族観なんです。例えば自民党議員の1人は旧統一教会の集会に出て、同性婚には反対し続けます、と。それも物の言い方も旧統一教会の考えを代弁します、というような物言いなんです。つまり、これまで伝統的な家族観に基づいて選択的夫婦別姓とか同性婚の問題とかなかなか進まなかったのは、こうした宗教団体との協力関係が果たして背景に本当になかったのか。単なる協力関係なのか。政策に影響が及ぼすことは本当になかったんだろうか。これはこれから調べるべきだし、これからの大きなテーマのひとつになるんじゃないかという気がしています」と指摘していた。