コロナ収束祈願、僧侶が琵琶湖に「身投げ」 3年ぶり伊崎の棹飛び

滋賀県近江八幡市白王町の比叡山延暦寺支院「伊崎寺(いさきじ)」で1日、琵琶湖に突き出た棹(さお)の先から僧侶が湖面に身を投じる「伊崎の棹飛び」が3年ぶりにあった。
延暦寺で「百日回峰行(かいほうぎょう)」の修行を終えた僧侶が参加する夏の伝統行事。人々の願いをかなえるために身をなげうつ「捨身(しゃしん)の行」で、平安時代に始まり、約1100年の歴史があると伝えられている。新型コロナウイルスの影響で2020年から中止となっていた。
この日は、県内や東京など4都県から集った28~49歳の僧侶10人が挑んだ。1人ずつ合掌しながら長さ約14メートルの棹の先まで進み、約7メートル下の湖面に飛び込んだ。2回目の参加となる延暦寺霊山(りょうぜん)院の小寺照哉(しょうさい)住職(28)は「前回は率直に言うと怖かったが、貴重な体験だった。今年は新型コロナの収束への願いを込める。こうした祈りの行事を通して、少しでも平和な世界へ進んでいけたら」と話した。【村瀬優子】