「BA.5対策強化宣言」大人数の会食は陰性確認を 飲食店「言いづらい」客「そこまでやってられない」

先ほど、愛知県庁で開かれた対策会議で、5日から「BA.5対策強化宣言」が出されることが正式に決まりました。飲食店への時短要請はなく、協力金も出ない今回の宣言。苦境に立たされた現場からは切実な声が聞こえてきます。
「BA.5対策強化宣言」では、高齢者、基礎疾患のある人や同居する家族に対し、混雑した場所など感染リスクの高い場所への外出の自粛などを求めています。 4日の午後、県庁で開かれた対策会議では、様々な意見が出ました。 「今のぺースで拡大があれば、第6波の(病床使用者の)ピークを超えていくのを覚悟した方がいい」(愛知県医師会 柵木充明 会長) 「コロナ禍に加え、エネルギー価格、原材料費の高騰で収益を圧迫するものの、価格に転嫁できない事業所は多く、大変厳しい状況が続いている。きめ細やかな中小企業支援をお願いしたい」(名古屋商工会議所 内田吉彦 専務理事) 今回の宣言で、飲食店に対しての時短要請はなく、大人数での会食の場合は予約の際に客に事前検査を促すことなどを要請します。
『面倒くさい店だな』と思われても痛い
「わざわざ(陰性を)証明してくださいよと、その都度いうのも言いづらい、お客さんに。『面倒くさい店だな』と思われても痛い」(居酒屋酒肴 加藤大策 オーナー) 「居酒屋酒肴」のオーナーは、困惑しています。5日からのBA.5対策強化宣言に盛り込まれたのが『大人数での会食の場合は、事前に陰性確認を促す』 20年間、旬の魚料理をふるまってきた店は、新型コロナ感染拡大以降、営業自粛の要請に従ってきました。一時休業などの困難に耐えてきましたが…。 「国の協力金などあったのでなんとかしのげたが、実際は現実厳しい」(居酒屋酒肴 加藤大策 オーナー)
お客さん「そこまでやってられない。正直に言うと」
今回、協力金はありません。3月にまん延防止措置が解除。飲食店の営業時間に制限が無くなってからは、徐々に客足が戻り始めていたところでした。 「6月と比べても(客数は)3割から4割くらいは落ちている。感染者が増えて店が打撃うけるとは想像していなかった」(居酒屋酒肴 加藤大策 オーナー) 早速、5日から「BA.5対策強化宣言」が適用されます。手指の消毒や同一テーブルへの案内は4人を目安にするなど感染対策はこれまで通り。 そこへあらたに、大人数での会食の場合は、事前に陰性確認を促すよう協力要請。お客さんの反応は・・・・。 「そこまでやってられない。正直に言うと。実際にそこまでやる店もないと思う」「『陰性証明もってきて』と言われたら、家で食べようかなという感じ」(20代の会社員) そしていま、店に打撃を与えているのは、新型コロナだけではありません。 「肉も野菜も魚もみんな高い。お客さんの家庭状況も厳しいでしょうし、『昼の暑さでばてて飲みにいく元気もない』と」(居酒屋酒肴 加藤大策 オーナー) 物価高や連日の暑さも加わって、3重苦になっているといいます。 「耐えるしかない。ただただ じっと耐えるしかない」(居酒屋酒肴 加藤大策 オーナー)
クリーニング店の利用も減少
連日、感染者が過去最多となる中、影響は様々なところに広がっています。名古屋市内に4つの店舗を構える「クリーニングハチショップ」。 こちらの店でも、コロナ前に比べ客が減っているといいます。 「コロナ前と比べ、4割減。どこまでコロナのテレワークが浸透してるかわからないが、その影響はあると思う。着なくて済むのであれば私どもの仕事も減ってしまう」(クリーニングハチショップ 小橋一慶 社長) こちらのお店では、売り上げの4割を占めているのがYシャツですが、テレワークなどにより、注文が減っているといいます。 さらに、冠婚葬祭や外食をする人が減ったことにより飲食店の制服が減ったことも売り上げが減った要因だといいます。 「閑散期でも午後4時くらいまでは仕事があったが、今は午後2時で終わってしまう感じ…」(クリーニングハチショップ 小橋一慶 社長)
一方、この夏増えているものは…
「今は浴衣とか甚平とかお祭りに行って着るものが多い。去年は全然ない、浴衣を仕上げることはなかった。今からお祭り行って着るのではないかとたくさん持って来てもらえれば嬉しい」(クリーニングハチショップ 小橋一慶 社長) またコロナの影響だけでなく、燃料費などの高騰もあり、厳しい状況が続いています。 Qこの状況が続いたら? 「もう1回値上げしないといけないかもしれない。会社を保つためには値上げをしないといけないと思う」(クリーニングハチショップ 小橋一慶 社長) (8月4日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)