停滞する前線の影響で東北の一部や新潟県で記録的な大雨となり、気象庁は3日夜から4日明け方にかけ、山形県と新潟県の計10市町村に大雨特別警報を発表した。いずれも4日午前で解除されたが、山形県内では最上川が氾濫し、住宅浸水などの被害が拡大している。
4日午前8時までに観測された24時間降水量の最大値は、新潟県関川村560ミリ、同村上市410ミリ、福島県北塩原村314・5ミリ、山形県
飯豊
(いいで)町306・5ミリで、いずれも観測史上最大となった。
山形県では最上川が3か所で氾濫し、2市3町に「緊急安全確保」が出された。飯豊町ではJR米坂線の鉄橋「小白川
橋梁
(きょうりょう)」(長さ約40メートル)が崩れ、近くの県道の橋も崩落。車1台が橋とともに川に落下したという情報があり、県警が調べている。
新潟県村上市では土砂崩れで高根地区の約200世帯530人が孤立。JR坂町駅周辺などで断水や停電が続いている。関川村では橋が崩落し、巻き込まれた消防車1台の身動きが取れなくなった。
JR東日本は4日、山形新幹線の福島―新庄間で終日運転を見合わせる。
5日正午までの24時間降水量は多い所で、北陸250ミリ、東海150ミリ、東北・関東甲信100ミリ、近畿80ミリが予想されている。
松野官房長官は4日午前の記者会見で、山形、新潟両県での大雨に関し、同日午前9時半時点で、安否の分からない人が2人いると明らかにした。