長崎原爆の日 平和祈念式典始まる 過去最多の83カ国が参列

被爆77年の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が始まった。式典には米英中仏印、イスラエルの核保有6カ国など過去最多の83カ国が参列。ロシアとベラルーシは「不測の事態の回避」を理由に招待していない。新型コロナウイルス感染防止のため、規模を半分以下に縮小して開催される。
午前11時2分、原爆投下の時刻に合わせて参列者が1分間の黙とうをささげた。長崎市原爆資料保存委員会の調査によると、長崎に投下された原爆によって1945年12月までに7万3884人が亡くなり、7万4909人が負傷した。今年の式典では、この1年間で死亡が確認された3160人の原爆死没者名簿が奉安され、奉安者の累計は19万2310人になった。