エアコン使わず熱中症か、70~80代男女の死亡相次ぐ

大阪府内で11~12日、熱中症とみられる高齢者の死亡が相次いで確認された。総務省消防庁は熱中症予防のため、こまめな水分補給やエアコンの適切な使用を呼びかけている。
11日午後5時10分頃、八尾市南本町の住宅で高齢の男女2人が死亡しているのが見つかった。八尾署によると、住人の80歳代の夫婦とみられ、2人とも死因は熱中症だった。死後数日とみられ、発見時に扇風機は動いていたが、エアコンは作動していなかったという。
富田林市青葉丘の住宅では12日午後4時20分頃、無職阪本輝雄さん(78)と妻の安代さん(78)が死亡しているのを、家族からの通報で駆けつけた消防署員が発見した。エアコンも扇風機も使われていなかったという。富田林署は熱中症の可能性もあるとみて、司法解剖して死因を調べる。