長崎県係長、不正アクセス容疑で書類送検 業務データ167万件をダウンロード

長崎県警は26日、同僚のIDやパスワードを使って同県のシステムへの侵入を繰り返していたとして、同県の係長の50代男性職員=長崎市=を不正アクセス禁止法違反容疑で長崎地検に書類送検した。「自分の異動が心配で、異動先の業務情報が知りたかった」などと容疑を認めているという。
データの外部流出は未確認
送検容疑は2017年1月~今年2月、職場の業務用パソコンから、324回にわたって職員計61人分のIDとパスワードを使い、県のネットワークに不正にアクセスしたとしている。1台のパソコンから複数の職員IDでアクセスが繰り返されていることを県が確認し発覚した。
県の内部調査によると、男性職員は15年6月~今年2月、最大46部署の97人になりすまし不正アクセスしていた。IDとパスワードを同一にしている初期設定から、パスワードを変更していない職員のものが悪用された。男性職員は業務データのファイル約167万件をUSBメモリーにダウンロードしていたが、外部への情報漏えいは確認されていないという。【浅野翔太郎、松村真友】