クラプトンサイン入りギター、補助金含む運営費で…学園側「子供の耳が肥えてほしいと」

山形、天童両市で認定こども園などを運営する学校法人「清風学園」(山形市伊達城)が2017年以降、県や両市の補助金が含まれた運営資金から100万円以上の高額ギター3本を購入していたことが19日、学園関係者への取材でわかった。学園関係者側は「音楽教育や資産運用の目的もあった」などと主張するが、両市は今後、補助金が適切に使われていたかなどを調べる。
同園の理事長秘書によると、▽代理店を通じてカナダのギター制作者に注文依頼した約300万円のアコースティックギター(17年)▽ギタリスト「エリック・クラプトン」の直筆サイン入りとされる約100万円のエレキギター(19年)――などを学園として購入したという。
理事長秘書は取材に対し「子供たちの音楽教育で耳が肥えてほしいという望みがあったかもしれない。資産運用の観点もあった」と話し、副理事長は「個人的な理由ではなく、園の資金繰りのために購入した。値段が上がった時に売って足しにしようと思った」などと述べた。
県などによると、交付された補助金は施設型給付費などで、県が年間約9000万円、山形市が同約1億7000万円、天童市が同約2億円支出したという。
山形市こども未来課指導監査室の担当者は「事実関係の把握に努める」と、天童市子育て支援課の担当者は「事実だとすれば適切なのか疑問はある。外部監査の報告書提出を求めている」と話した。県子ども保育支援課は「山形市と天童市には給付金が適切に使われているか確認してほしい」と両市に対応を求めた。