安倍晋三元首相が奈良市で演説中に銃撃され死亡した事件を受け、奈良県警は25日、警護計画や当日の警備態勢に明らかな不備があったとして、県警本部警備部の幹部ら4人を懲戒処分にした。県警によると警護計画を練るトップである警衛警護・危機管理対策参事官は辞職の意向を示している。
懲戒処分されたのは、警衛警護参事官(60)=減給1カ月▽現場で警護を指揮した本部警備課長(54)=減給3カ月▽同課次席(44)と同課係長(45)=いずれも戒告。
また、監督責任を問い、40代の警備課課長補佐と50代の奈良西署長を本部長訓戒とし、50代の同署警備課長を本部長注意とした。
安倍氏は7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で演説中、無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検、鑑定留置中=に背後から手製銃で銃撃され死亡した。警察庁は警備態勢に問題があったとみて「検証・見直しチーム」を設置し、問題点や改善点を調べていた。【林みづき、吉川雄飛、川畑岳志】