岸田首相は27日、全ての新型コロナウイルス感染者の氏名などを確認する「全数把握」の見直しについて、「全国一律で導入することを基本と考えている」と述べた。
首相は24日、各都道府県の判断で届け出対象を重症化リスクのある患者らに限定できると発表した。首相はこの対応について、「緊急避難的な措置だ」と強調。届け出対象から外れる若者ら向けに「健康フォローアップセンター」を全都道府県に設置する必要などを挙げ、「こうした整備を進めたうえで、ウィズコロナに向けた新たな段階として全国一律のシステムに移行していきたい」と語った。
首相公邸からオンラインで記者団に語った。