92歳女性首絞められ死亡、同居息子も意識不明 東京・葛飾

29日午前10時10分ごろ、東京都葛飾区鎌倉の住宅で訪問診療の医師から「女性が心肺停止の状態だ」などと110番通報があった。警視庁葛飾署員が駆け付けたところ、1階和室の介護用ベッドの上で、住人の無職、前原房子さん(92)が首を絞められて倒れているのを発見、その場で死亡が確認された。また、前原さんと2人で暮らす息子(59)も1階自室の寝具の上で、睡眠薬などを大量に服用して倒れているのが見つかった。息子は意識不明の重体。
葛飾署によると、前原さんは寝たきりの状態で、息子が介護していた。玄関には息子とみられる字で「警察に連絡してください。申し訳ありません」との書き置きが残されていたという。葛飾署は息子が前原さんへの介護疲れから無理心中を図った可能性もあるとみて、経緯を調べている。