「腐ったミカン」暴言で退職迫られ「うつ病」に…追手門学院の元職員について労災認定

大阪の学校法人「追手門学院」の元男性職員が、「腐ったミカンは置かない」などと退職を迫られて「うつ病」を発症していた問題で、労働基準監督署が労災認定していたことがわかりました。 学校法人・追手門学院の事務職員だった男性は、2016年に開かれた職員研修で、研修を請け負ったコンサルタント会社の講師から退職を迫るような暴言を吐かれました。 【研修時の講師の音声】 「あなたのように腐ったミカンを追手門の中に置いとくわけにはいかない」 男性は、学院側から繰り返し退職を迫られ、うつ病を発症して休職。学院側から退職扱いとされています。 男性の代理人弁護士によりますと、茨木労働基準監督署が今年3月になって「講師の発言は学院の意向に沿ったもので、人格否定ともとれる発言を受けた」として、男性に対して労災認定したということです。 追手門学院はMBSの取材に「係争手続きに基づいて対応しており、個別の対応は差し控えます」とコメントしています。