大型で強い台風11号は5日夜、九州西方の東シナ海を北上し、6日朝にかけて対馬海峡を通過して日本海へ進む見通しとなった。気象庁は西日本では大雨や暴風、高波、高潮に警戒するよう呼び掛けた。九州北部では6日午前にかけ、発達した雨雲が連なる「線状降水帯」が発生して土砂崩れや浸水などの危険性が急激に高まる恐れがある。
日本航空は九州発着など84便が欠航して約2600人が影響を受け、全日空も欠航が生じた。6日はJR山陽新幹線の広島―博多間が始発から午後4時ごろまで計画運休となる予定。
11号は5日午後11時、長崎県五島市の西約170キロの海上を時速35キロで北東へ進んだ。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速60メートル。東側220キロ以内と西側165キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、東側650キロ以内と西側500キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
五島市(上大津観測点)では5日午後10時20分すぎに最大瞬間風速32.9メートルを観測した。
7日午前0時までの24時間予想雨量は多い所で、四国300ミリ、九州北部・南部200ミリ、近畿180ミリ、東海と中国120ミリ、奄美80ミリ。
その後、東海と近畿では8日午前0時までの同雨量が50~100ミリ。
6日に予想される最大瞬間風速は九州北部60メートル、北海道と北陸、中国、四国、九州南部35メートル、近畿と奄美30メートル。波の高さは九州北部12メートル、九州南部10メートル、中国8メートル、奄美7メートル、北陸と近畿、四国5メートル、北海道4メートル。
[時事通信社]