宮城県の村井嘉浩知事は5日の定例会見で、新型コロナウイルス感染者の「全数把握」を見直しし発生届を2日から重症化リスクの高い感染者らに限定したことについて「発生届は8割ほど減り、医療機関の負担は軽くなったのではないか。特段大きな混乱はなく、スムーズに移行できている」と語った。
全数把握が見直された3、4日の仙台市を除く県の新規感染者は1770人で、そのうち高齢者や妊婦ら発生届を出したのは18・4%の325人だった。届け出対象外の感染者を支援するため2日に新設された「陽性者サポートセンター」には体調相談や支援物資の申し込みなど計1370件の電話相談があったという。
村井氏は「(全体でみれば)問題点はあるかと思うが、まず助かる命を助けないといけない。(重症化リスクを抱えるなど)大変な人に医療のエネルギーを注ぎ込むことが何より重要だ」と見直しの意義を強調した。