知床半島先端で発見の頭蓋骨、沈没船乗客の女性のDNA型と一致

北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、半島先端付近で8月中旬に見つかった頭蓋骨(ずがいこつ)が、行方不明となっている乗船者のDNA型と一致したことが6日、第1管区海上保安本部への取材で判明した。関係者によると、乗客の女性という。
乗客乗員26人のうち死亡が確認されたのは15人、行方不明者は11人となった。1管は「遺族の了解が得られていない」として、死亡が確認された乗船者の氏名は明らかにしていない。
1管などによると、骨は8月14日、事故現場周辺から北東約13キロに位置する半島先端付近の「啓吉(けいきち)湾」沿岸で、北海道羅臼町の漁師らが発見した。道警が調べたところ、乗船者の一人と判明した。
事故を巡っては、ロシアが実効支配する北方領土・国後(くなしり)島やサハリン島で見つかった3遺体について、日露間で引き渡しの合意が成立している。また、このほかにサハリン島で日本人男性とみられる遺体が見つかっており、1管などが身元の確認を進めている。【谷口拓未、木下翔太郎】