御嶽山の麓にある長野県警木曽署では、噴火から5年が経過した今でも、捜索活動で発見された遺留品のうち持ち主の判明しない160点が保管されている。県警は、地元の自治体が建設を計画している「御嶽山ビジターセンター」で遺留品を展示し、一般に公開することを検討している。
遺留品は2014年の噴火当時の捜索と15年の再捜索で799点見つかり、うち9点は食品のため廃棄、630点は遺族や持ち主に返還された。残りの160点は、同署の一角に設けられた保管庫で遺族や生還者らに公開されている。
保管庫のガラスケースの中には帽子やザック、カメラなど遺留品の一部が並ぶ。保管庫ができた15年以降、関係者から問い合わせはあったものの、返還には至っていない。同署の鶴田将仁次長は「心当たりがあれば署に連絡してもらいたい」と呼び掛ける。