天皇、皇后両陛下は12日、東京都千代田区のホテルであった日本遺族会創立75周年記念式典に出席された。天皇陛下はおことばで、自身に戦争体験はないものの、上皇ご夫妻らから戦争の話を聞いてきたことに触れた上で「先の戦争の記憶が薄れようとしている今日、戦争により深い悲しみを経験された方々の、平和な世界の実現への強い願いが、戦争を知らない世代に広く伝えられていくことが大切であると考えます」と述べた。
日本遺族会は、前身の日本遺族厚生連盟が1947年に設立され、53年に改称した。この日は岸田文雄首相ら三権の長も出席した。両陛下は式典後、各地の支部の代表者ら5人と懇談した。【高島博之】