大分市で2021年2月、当時19歳の元少年(21)が法定速度の3倍を超える時速194キロで車を運転して対向車に衝突し、男性会社員が死亡した事故で、男性の遺族や支援者が、自動車運転処罰法違反(過失致死)罪で起訴された元少年について、同法違反(危険運転致死)罪への訴因変更を大分地検に求める署名活動を始めた。【井土映美】
当時19歳運転の車に衝突され50歳男性死亡
遺族は署名について「法を無視し、引き起こされた死亡事故が、『過失』によるものとして裁かれるのはおかしい」と主張し、大分地検に補充捜査を求めている。
署名は犯罪被害者遺族の自助グループ「ピアサポート大分絆の会」が中心になって10月上旬まで募り、まとめて大分地検に出す予定。18、19日午前10時~午後5時には、大分駅北口セントポルタアーケード前や「お部屋ラボ 祝祭の広場」前など計3カ所で街頭署名活動を行う予定。同会の佐藤悦子共同代表は「安易な気持ちで運転して人の命を奪ったことは許せる範囲ではない。危険運転が認められるハードルの高さを感じる。遺族が声を上げているのを放っておけなかった」と話した。
起訴状によると、元少年は、21年2月9日、大分市里の県道交差点で、法定速度(60キロ)を超える194キロで乗用車を運転。対向車線から右折しようとしていた同市の会社員、小柳憲さん(当時50歳)運転の乗用車と衝突し、小柳さんを死亡させたとされる。署名用紙にはURL(https://www.mika-y.com/signature/signature.pdf)でアクセスできる。問い合わせは、佐藤共同代表(090・4988・9585)。