胃や腸を突き刺すように動くアニサキスの食中毒急増、北海道では7年で20倍

寄生虫の「アニサキス」による食中毒が近年急増している。秋はとくに集中するとして、北海道は目視による確認などの予防策の徹底を呼びかけている。
アニサキスは線虫の一種。幼虫は長さ2~3センチ・メートルの白い糸状で、サンマやサケ、サバ、イカなどの内臓表面や筋肉に寄生する。人間の体内に入ると胃や腸の壁を突き刺すように動き、激しい腹痛や吐き気などの症状を引き起こす。
道によると、アニサキスが原因の食中毒の発生件数は2014年に4件だったが、昨年は約20倍の81件と急増。このうち、48%にあたる39件が9~11月に発生している。
アニサキスは魚を60度で1分間以上加熱したり、マイナス20度以下で24時間以上冷凍すると死ぬ。道は「新鮮な魚介類にも寄生している。自分で釣ったり、人から譲り受けたりした魚はとくに予防を徹底してほしい」と注意をうながした。